中須賀克行の経歴
中須賀克行は、福岡県北九州市に1981年に生まれました。
幼いころからポケットバイクを使って遊んでいた経験からライダーに憧れ、プロレーサーとして活躍するようになった選手です。
現在はヤマハファクトリーレーシングチームに所属していて、全日本ロードレース選手権JSB1000クラスに出ています。
九州国際大学に在学中にレーサーとして活動するようになり、いくつものロードレースに参加し始めます。
その後2000年から全日本ロードレース選手権GP250に参戦して、2005年にはJSB100クラスにステップアップしています。
また、鈴鹿8時間耐久レースにも参戦するなど、様々なレースで勝負強さを見せています。
中須賀克行の輝かしい戦歴
全日本ロードレース選手権JSB1000クラスに転向してから、2008年に初めてタイトルを取ってから合計で10回のタイトルを獲得しています。
鈴鹿8耐では2015年から4年連続での優勝を決めていて、このクラスのレースでは負けなしの状態を続け優勝連続記録を作り上げています。
日本から世界GPにも活躍の場を求めて、2011年にバレンシアにてデビューしています。
多くのGPで一桁フィニッシュを果たしていて、2012年には2位表彰台にも上がっています。
現在でも全日本ロードレース選手権の現役レーサーとして活躍してますが、同時にテストライダーとしても活動するようになっています。
ヤマハファクトリーレーシングチームに所属していることから、MotoGP用のヤマハマシンのテストを行っています。
2019年にはJSB1000クラスにおいて、通算50勝の記録を作り9回目のチャンピオンの座を獲得しています。
2021年には5連勝をするなど、その強さをいまだに見せています。
そして、ついに10度目のチャンピオン獲得と歴史に残る記録を立てています。
中須賀克行についてのエピソード
中須賀克行は2009年に結婚していますが、その相手は鈴鹿サーキットクイーンで、メディアにも取り上げられる共に多くのライダーやモーターサイクル業界の仲間に祝福されました。
ニックネームとして「ナカスガサーン」と呼ばれており、日本のファンだけでなく海外のファンからもこの名で呼ばれています。
MotoGPに出る時にヤマハが、公式な英語でのリリースとしてこの名称を使ったのが始まりとされていて、すぐにニックネームとして多くのファンに使われるようになりました。
海外ではファンの間だけでなくメディアでもこの名称で呼んでいることもあり、本名を知らなくてもニックネームで知っている人も多くいます。
海外レースの実況でも「ナカスガサーン」で呼ばれることも多くなっています。