バイクレースは参戦のハードルが比較的低い

バイクレースとはどのようなもの ?

オートバイによる競技レースは、大きく分けてモトクロスとロードレースに分けることができる。
ロードレースはその名の通り、一般公道を走るものだ。
その起源は、自動車のロードレースなのだが、民家や商店、マンホールなどがある道路を走り、郊外の道路を走り抜けて次の都市まで、速さを競うものであった。

今でも、一部マン島TTレースのように、伝統あるレースも残されているが、現在では多くのロードレースは、専門のサーキットを使って走るスタイルとなっているのだ。
ロードレース専用のサーキットは、トラックもきちんと整備されているため、半端ないスピード感が魅力なのだ。

バイクレース参戦の予算は以外にかからない

ロードレースといえば、プロのレーサーが参戦し、メカニックやマネージャーなどのチームを組んで、各レースに参加していることはご存じだろう。
モータースポーツは、お金がかかるイメージが強く、金持ちのスポーツだと思われがちだが、実はそうではないのだ。

もちろん、世界的なレースともなれば、マシンからチームスタッフとともに、メーカーが参戦するのだから当然資金力も必要だ。
しかし、車と比べると、ロードレースのコストは、以外に抑える事ができるのだ。
カーレースとは異なり、ワゴン車にバイクを乗せて移動できるのが強みだが、ロードレース用のパーツも手に入れやすい為、簡単に言えば素人でもレースに参戦することは可能なのだ。

レース活動の経費

実は、ロードレースの走行会に参加する為だけなら、基本的な走行料しかかけないで済むのだ。
とはいえ、正式にレース場で走行する為には、必要最低限のロールを守り、装備も整えなければならない。
そこで、最低限の装備と、必要経費をここに記載しておこう。

『必要装備』
・レーシングスーツ
・レーシンググローブ
・レーシングブーツ
・脊椎パッド
・胸部プロテクター
・ヘルメットリムーバー

『走行料』
1枠30分の時間で約3,000〜4,000円ほどが相場
そのほかにも、サーキットを走る為には、ライセンスが必要だ。
ライセンスの発行料は、サーキットによって異なるが、年間3万円〜4万円ほどはかかることを頭に入れておこう。
この中には保険料も含まれているので、万が一の事故の際には、保証を受ける事ができるのだ。

全日本選手権に参戦するとしたら

カーレースと比べ、ロードバイクのレースは、経費が比較的安くて済むことは前述の通りである。
しかし、本格的なロードレースになると、経費もかかってくるのも事実だ。
ロードレースには、様々なクラスがあることをご存じだろうか。
もし、本格的にロードレースに参加するのであれば、ある程度の経費は必要なので、参考としてここに記載しておく。

『レース参戦費用内訳』
・レース参戦費2万円
・新品タイヤ(1セット)4万円
・オイルやガソリンなどの消耗品代 1.5万円

つまり、最低でも7.5万円は必要となるわけだが、タイヤを交換しなければ、3.5万円ほどで済む。
つまり、全日本選手権にガチで参戦するなら、最低でも年間300万円は必要となるのだ。

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