色によって意味が違う旗の意味を知っておこう
サーキットに行ってレースを観戦するなら、そこで振られる旗、フラッグの意味をしっかりと覚えておきましょう。
基本的に旗が振られるというのは、なにかアクシデントに関連したことが多いです。
フラッグは色によって意味合いが違いますので、それを知っておくとレースにおいて何が起こったのがすぐに分かります。
まず黄色のフラッグですが、これはコースの中で故障した、もしくは事故によって動けなくなったマシンがいることを示しています。
もしくは、パーツが落下しているなど、他の何らかの事情でコース上に危険があるということを教えています。
黄色のフラッグを振ることで、マシンはコース上に危険があることをライダーは理解できます。
この旗が見えたら、今の順位を守り前のマシンを追い抜いてはいけないことになっています。
グリーンフラッグと呼ばれる緑色の旗は、コース上の問題が解決したことを示します。
動けなくなっていたマシンがコースから排除された、障害物が片づけられたといった場合です。
イエローフラッグが振られていた後にこのグリーンフラッグが振られると、そこからレースに戻って追い抜きができるようになります。
特定の区間だけ危険があり黄色の旗が振られている場合、その旗の後に緑色の旗があり、そこから元のレースに戻れることを示します。
赤色の旗、レッドフラッグは走行を中止するようにとの指示です。
マシンが何台も絡むような事故だったり、マシンが大破してコースからパーツを取り除くのに時間がかかる時などにこのレッドフラッグが振られることがあります。
もしくは、強い雨が降っているなどの天候不順によって振られることがあります。
この旗が出てきたら、すべてのマシンはその時点で追い抜きをすることができずピットに入らなければなりません。
そして、レース再開の信号が出るまでピットで待機しています。
白黒のチェッカーフラッグは走行終了、ゴールの意味で、このフラッグを通過したらそのままピットに入ってレースを終えます。
青い旗は周回遅れのサインで、遅れているマシンに対して振られたら後ろの速いマシンに道を譲ることになります。
その他に知っておきたいいくつかの用語
旗と同時に出ることが多いのが、セーフティーカーです。
レースを管理するためイエローフラッグが出た時などに出てきて、レース車両を先導します。
マシンはセーフティーカーを抜いてはいけませんので、そのまま付いていくことになります。
ドライブスルーペナルティーというのは、ルールを破ったりマナー違反をしたドライバーに出されるものです。
これが出ると、必ず一度ピットレーンを通ってコースに戻る必要があります。
ピットレーンは制限速度がありますし、遠回りになりますのでタイムロスをすることになります。