MotoGPの基本的な知識
MotoGPは、バイクロードレース最高峰の世界選手権で、その歴史は第二次世界大戦後間もなくの1949年に始まったのだ。
その後、半世紀以上の歴史をもつMotoGPですが、もともとは「FIM Road Racing World Championship Grand Prix」が正式名称だった。
その後、「FIM Grand Prix World Championship」となり、2001年まではWGPの名称で呼ばれるようになったのである。
日本では、世界GPや世界グランプリなどが一般的でしたが、クラス分けもなされたことから、現在はモトジーピーの名称で統一されることになった。こうしてMotoGPは、ゲームの世界でも再現されているほどの大人気を博すようになったのである。
モータースポーツ大好きスペイン人
スペインの国技で、サッカーはあまりにも有名だ。
しかしほかにも、テニスやゴルフ、自転車競技やバイクレースなど、道具を使用したスポーツが得意といった印象が強い国なのだ。
日本人のスペインの印象は、等級やフラメンコを見るように、情熱的で明るく気さくなスペインといった印象が強いのではなかろうか。
当然こうしたスペイン人の人気は、モータースポーツも同様である。
自転車競技と同様に、モータースポーツは大人気で、ロードレースのMotoGPを始め、世界ラリー選手権/フォーミュラ1など、多くのスペインドライバーが活躍していることは周知の事実である。
スペイン人はなぜモータースポーツに強いのか
国によって、得意なスポーツがあるというのは、ごもっともな高説だが、その裏には国のサポートが欠かせないものである。
スペインも同様に、政府の方針として、サーキットの開発をファイナンスして、環境が整っていることをご存じだろうか。
また、準国際レベルと言える施設も多く、こうした背景からも、MotoGPが年間で4回も開催され出ることは当然の結果である。
このような整った施設の中、手厚い支援により、優秀な選手が集まるのは至極当然だ。
整った環境下で、安全に自己の技術を高められることで、100%レースに集中できることは、日本と比べてもかなりうらやましい限りだ。
スペイン人ライダーが成功する秘訣とは
数年前、フランスGPの第4戦で、欠場を余儀なくされたペドロサだが、その後の活躍は目を見張るものがある。
ある記事のコメントで、スペイン人ライダーが成功する秘訣を、ペドロサが的確に答えているのは興味深いところである。
そのコメットの内容は、ライダーとして、成功するのには三つのポイントがあり、「一つ目は才能、2つ目は決意、3つ目は努力」と言っている。
同時に、スペインのバイク環境にも触れている。スペインのシステムには、多くのトラックや国内チャンピオンシップがあり、ライダーに手厚いという。
8歳~10歳の子供たちにも、レースできる環境が整っており、こうした環境がカギにえる下地があるのだ。