マフラー

マフラーを変えると見た目や排気音が変わるだけではなく、出力も上がる。また、車体も軽くなるなどマフラーを交換するメリットは様々。
しかし、マフラーを交換するうえで注意すべき点も覚えておこう。
今回は、どのような注意点があるのか解説していく。

排気効率を極端に上げてはいけない

マフラーを交換するうえで気をつけたいのが、排気効率を上げすぎること。極端に上げてしまうとエンジンのバランスが崩れてしまう恐れがある。
バイクはノーマルの状態が一番バランスがよくなるようにセッティングされているので、そのバランスを崩すとパワーが下がり、不具合がでてしまうので注意したい。
基本的には有名メーカーのマフラーであれば、そういうことは起こりにくいが、外国産のメーカーは気をつけたほうがいいだろう。

交換後の注意点

マフラー交換の直後、脱脂しきれていない油脂成分による発煙やにおいがでてくる可能性はあるが異常ではない。
しかし、マフラーを交換したらエンジンをかける前にマフラーはしっかり拭いておこう。ステンレス製のマフラーにありがちだが、手の脂がついているとマフラーが熱されるとき、触った形に焼け跡が残ってしまう。
焼け跡はずっと残るので気をつけたいところ。

車検に通らない可能性がある

排気音が大きくなったり、排ガス規制をクリアできなくなったりすると車検に通らない可能性も。
買ったマフラーで車検が通らなかったらもったいないので、排気音や排ガス規制には注意したい。車検前にノーマルマフラーに変えればいいと思ったら、警察の取り締まりの対象になるかもしれない。
そうならないようにJMCA認証のマフラーにしよう。

警察の取り締まりにあうことも

警察は定期的にマフラーの排気音と排気ガスの取り締まりをしている。測定器をサイレンサーと同じ高さ、後方45度の角度で50㎝離れた場所で計測し基準を超えると整備不良となってしまうだろう。
基準は250cc以上だと94dbまで、125cc以下は90db、50cc以下は84dbとなっている。
ノーマルのマフラーなら問題ないので、マフラーを交換している場合は注意したい。
また、排気音を下げるためにサイレンサーに取りつけるバッフル(簡易消音器)も取り締まり対象だ。簡単に取り外しができるためで、固定の消音器は対象外となる。

マフラーを交換すると見た目や音だけではなく、バイクの基本性能もアップするのでカスタムした実感が一番わきやすいパーツだ。
せっかく交換するのだから、上記の注意点に気をつけて交換するようにしよう。

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