旧車の王様といえばカワサキZ1。1972年に販売されてから今でも人気のある車種で、レアナンバーにノーマル車に1,200万円の値段がついたほど。
今まで多くのバイクが販売されていますが、カワサキZ1がなぜライダーを魅了するのか解説していく。
カワサキZ1が人気の理由
カワサキのフラグシップ機として1972年にアメリカで販売されたZ1ですが、日本で販売されていないため乗る人の少ないバイクだった。
どうしてかというと、当時大型二輪に乗るには限定解除免許が必要であること、メーカー側も750ccを超えるバイクを国内市場では販売されていなかったから。
さらに1ドル200円中盤の時代で逆輸入車を手に入れるにしても、かなりの高額だったので高根の花であった。
Z1が国内でも見られるようになったのはバブル景気からで、人気が高騰したのはバブルがはじけた90年代に入ってから。
現在では約300万円で取引されている(Webikeより)。
Z1の魅力を聞くと「かっこいい」という意見が多く聞かれます。あいまいな理由に思えますが、実車を見るとわかりやすいのではないか。
ティアドロップ型のガソリンタンクは美しく、フロントに採用されているクローム仕上げのフェンダーもZ1のルックスを魅力的なものにしている。
この造形美は後継機のゼファーにも引き継がれているので注目したいポイントだ。
カワサキZ1の乗り心地
エンジンは空冷4サイクル並列で最大出力82ps/8,500rpmを誇る高性能エンジンを搭載している。当時最速だったホンダCB750Fourを超える最高速度は時速200km超を公称。当時のバイクレースでも大活躍していた。
現在のバイクと比べると車体は強いといえませんが、実際に走ってみると高い性能を感じられる。
しかし、ブレーキは出始めたばかりのディスクブレーキなので、時速200kmオーバーのマシンの制動力ではちょっと頼りなさはあるが、それでもフロスロットルで走らない限り、十分だと感じられるバイクである。
カワサキZ1に乗る芸能人
旧車の王様ということでZ1は芸能人にも多くのファンがいる。千原ジュニアさん、ケンドーコバヤシさん、バイキング小峠さんなどがZ1に乗っている。
中でも千原ジュニアさんは以前バイク事故を起こし大けがを負ってしまい、長い間バイクに乗っていなかったそうだ。
しかし、2013年にテレビ番組の企画でZ1を370万円で購入。Z1に乗るために長い間バイクに乗らなかったブランクを埋めるため、バイク教習所にも通っていたとのこと。